部屋の整理整頓が苦手な人におすすめ!部屋を片付けるための7つの方法

時短家事

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整った部屋で過ごしたいと思っていても、つい部屋のあちこちに物を置いてしまいがち。空いているスペースを見つけると、すぐに物を収納しようとしてしまう人も多いでしょう。

今回は、そんな「物を置きっぱなしにする癖」をなくし、すっきりとした部屋を保つための7つの方法をご紹介します。

 

空間の余白を大切にする

部屋のスペースを物で満たすよりも、あえて空間に余白を残す方が、生活の質を向上させることができます。

物をどんどん置いてしまう人は、「余ったスペースには物を置くべきだ」と考えることが多いですが、実はその逆で、空間に余白を持たせる方が心の健康にとって良い効果をもたらします。

シンプルな空間の方が気持ちが落ち着き、リラックスできますし、休息を取るときにはゆっくりと休め、集中して仕事をしたい時にはより集中力が高まります。

例えば、美術館では、展示物の周りに十分な空間を確保し、それぞれの作品の魅力を引き立てています。枯山水の庭園も、余白があるからこそ小宇宙のような奥深さを感じさせ、伝統的な和室では、必要最低限の家具と装飾のみで構成されているから、自然光を楽しみながら心地よい空間を作り出しています。

日々の生活の中で、空間の美しさを意識すると、すぐにスペースを物で埋めてしまう癖を見直すきっかけになるかもしれません。

シンプルな生活を実現するためには、あえて余白を作ることを意識してみましょう。

 

意識的にスペースを空ける

狭い範囲でも構わないので、意図的に何もない空間を作ってみましょう。そうすることで、余白の心地よさを感じ、「もっとこういった空間を増やしたい」という気持ちが生まれてくるかもしれません。

ここでは、物を置かない空間を作るのにおすすめの場所を3つご紹介します。

 

冷蔵庫のドア

写真やマグネット、メモなどをたくさん貼ってしまいがちですが、それらをすべて外してみてください。よく考えると、冷蔵庫のドアに貼る必要のないものが多くあるかもしれません。私も以前は、冷蔵庫にたくさんの物を貼っていましたが、今では小さなマグネット1つだけにしています。その結果、以前よりも生活が整い、ストレスが減ったと感じています。

さまざまなものを冷蔵庫のドアに貼ることで、便利さや快適さを求めているのかもしれませんが、実際はどうでしょうか?

 

ベッドサイドテーブル

もしベッドのそばに小さなテーブルがある場合、目覚まし時計などの必要最低限のものだけを置くように心がけてみましょう。これだけで、寝室の雰囲気が整い、ぐっすり眠れるようになるかもしれません。

ダイニングテーブル

ダイニングテーブルは、知らず知らずのうちに物を置いてしまいがちな場所です。便利な場所にあるため、郵便物や新聞、調味料、リモコン、化粧品など、ちょっとした物をつい置いてしまうことがあります。しかし、食事をするテーブルには何も置かない方が、気持ちよく食事ができるものです。

私の実家でも、しょうゆや塩、リモコン、小さな梅干しを入れた陶器の容器(柿の形をしていました)がトレイに乗せられてテーブルに置いてありました。テーブルが広いのでそれほど気にならなかったものの、トレイがあるとついその上に物を置いてしまいます。

すっきりと片付けて、何も置かない状態にしてみてください。

 

使ったものをすぐに片付ける習慣をつける

飾り物はディスプレイとして出しておくもので問題ありませんが、装飾品でない物があちこちに出ている場合は、使ったらすぐに元の位置に戻す習慣を身につけましょう。

私は5月に引っ越して以来、よく娘の家に行って掃除をしています。娘は使ったものや家に持ち込んだものをその場で片付けないことが多く、その結果、時間が経つとカウンターやテーブルの上が物で溢れてしまいます。

一度に片付けるのは面倒だからと後回しにしたくなるかもしれませんが、実際にはその場で片付ける方がずっと簡単で、時間もかかりません。逆に、まとめて片付けるととても手間がかかります。

もしその場で片付けるのが難しい場合は、少なくとも1日1回は片付ける習慣をつけると良いでしょう。例えば、「30日間チャレンジ」の目標として1ヶ月間だけ試してみるのもおすすめです。

家全体を一度にやる必要はありません。物がたまりがちな特定のエリアだけをターゲットにしましょう。いつも使う机やダイニングテーブル、床の一角、下駄箱の上など、限られたスペースから始めてみてください。

 

使う前に片付ける習慣を取り入れる

何かを使う前に、現在出ているものを片付けるルールを設けてみましょう。これは「ワンイン・ワンアウト」に似た考え方です。

「ワンイン・ワンアウト」という言葉を聞いたことがありますか?新しい物を一つ買ったら、既存の物を一つ手放すというルールです。これを応用して、例えば朝ごはんを食べるときに、ダイニングテーブルにお皿やマグカップを置く前に、そのテーブルに置かれている本や小物を元の場所に戻すようにしましょう。

物が出しっぱなしになっていると、新しい物を置くスペースがなくなり、つい周りに寄せるだけで済ませてしまうことがあるかもしれません。しかし、それでは結局さらに物が増えてしまいます。寄せるのではなく、きちんと片付けて、物が散らかるのを防ぎましょう。

 

「見せる収納」を減らす

「見せる収納」を活用すると、「ここに物を置いても大丈夫」という理由ができてしまい、結果として余計な物が増えがちです。

可能な限り、「隠す収納」を取り入れてみることをおすすめします。ただし、「隠す」といっても、奥深くにしまい込むわけではありません。キッチンのキャビネットの手前に収納すれば、扉を開けるだけですぐに物を取り出せるので、実用的です。

正直なところ、部屋が散らかりがちな人にとっては「見せる収納」は難易度が高い方法です。きれいに見せたいと思っていても、物の数が多すぎると、かえってごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。

脳は「よくわからないけれど、雑然とした場所」として認識してしまうことがあります。実際、物が積み重なると、下にある物が見えなくなるものです。

自分では「見せる収納」をしているつもりでも、意外と整然とは見えないかもしれません。

 

一度に一つのことに集中する

同時に複数の作業を進めようとすると、それぞれの作業に必要なアイテムをあちこちから取り出すことになり、テーブルや床の上が散らかってしまいます。

そのため、一度に一つの作業に集中する「シングルタスク」を意識してみましょう。

もちろん、場合によっては同時に進めざるを得ない作業もあるでしょう。たとえば、料理をする際に複数の料理を同時に作ると、キッチンカウンターにさまざまな調理器具や食材が並ぶことがあります。

しかし、他の多くの作業は、一つずつ片付けても問題ありません。たとえば、食器を洗う、洗濯物を片付ける、掃除をする、郵便物を整理する、メールを処理する、ゴミを分別するなど、これらは一つずつ行っても支障はありません。

 

収納スペースの整理をする

物を片付ける場所が見つからず、とりあえず外に置いてしまうという経験がある方も多いかもしれません。

そんなときは、まずは収納場所を確保しましょう。

もちろん、物理的に収納スペースが不足していることもあります。例えば、私の現在の住まいでは、収納スペースが寝室のウォークインクローゼットのみです。そのため、本棚として使える棚を追加で購入しました。

とはいえ、ほとんどの場合、既存の収納スペースで十分なはずです。収納スペースが足りなく感じるのは、不要な物まで詰め込んでいるからかもしれません。

押し入れやクローゼット、棚、引き出しの中を点検して、使っていない物がないか確認しましょう。そして、必要のないものはすぐに手放すようにしてください。

 

まとめ

今回は、つい物を部屋のあちこちに置いてしまう習慣を見直すための7つのポイントをご紹介しました。

物が多すぎると収納が追いつかず、結果として部屋中が散らかってしまいます。そこで、シンプルな生活を心がけることで、無駄に物を置きっぱなしにすることが減ります。

また、物を購入する際も、少し慎重になりましょう。お店には便利で魅力的な商品がたくさん並んでいるので、つい手を伸ばしてしまうこともありますが、すでに多くの物を持っている場合、新たに買った物を活用しきれないことが多いものです。

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