「お客様の口座が凍結されました」と「お客様情報等の確認について」という件名で、全国信用金庫協会の名を騙る詐欺メールが流通していると、SNSで複数の報告があります。
この記事では、これらのメールが詐欺である可能性と、受信者が取るべき適切な対策について詳しく解説します。
信用金庫名義の怪しいメールにご注意:「口座凍結」と「情報確認」がテーマの投稿がSNSで話題
2024年9月30日、信用金庫を装った詐欺メールがSNSで警戒を呼びかける多数の投稿がされています。「お客様の口座が凍結されました」および「お客様情報等の確認について」という件名のメールが届いたという内容です。
ここで、それぞれのメールの特徴を概説します。
件名「お客様の口座が凍結されました」という件名の投稿では、以下のような情報が共有されています:
- 口座で不審な動きがあったため、確認のためメールが送られているとのこと。
- メールには即時対応を促すリンクが含まれており、急いで回答を求める文言が目立つ。
件名「お客様情報等の確認について」と題された怪しいメールについてのSNS投稿
SNSでは、「お客様情報等の確認について」という件名の不審なメールに関する投稿が相次いでいます。ここで、そのメールの内容と特徴を解説します。
このメールは、犯罪収益の移転防止法を引用し、取引の目的の確認を求めると主張して送信されています。しかし、メールに含まれるリンクは信用金庫協会とは無関係の怪しいURL(例:hjemy[.]com)であり、信憑性に疑問が残ります。
次に、これらのメールが実際に詐欺である可能性について詳細な調査を行います。
警告:「口座凍結」と「情報確認」の名目で送られる詐欺メールに注意
「お客様の口座が凍結されました」と「お客様情報等の確認について」と題されたメールに関して、これらが詐欺行為である可能性が非常に高いです。
以下、なぜこれらのメールが詐欺であると判断されるのかの経緯を説明します。
全国信用金庫協会は、2024年9月30日に、詐欺行為に関する警告を発表しました。この警告によると、全国信用金庫協会の名を騙るメールが流通しており、個人情報やセキュリティ情報の不正取得が目的であるとされています。具体的には、信用金庫からは、口座情報や暗証番号、ID・パスワードの確認や入力を求めるような連絡は一切行わないとの声明があります。
声明:「全国信用金庫協会」よりお客様へ 私たち全国信用金庫協会は、信用金庫を利用しているお客様に対して、以下の行為を行うことは絶対にございません:
- お客様情報の確認やその他の個人情報を要求すること。
- キャッシュカードの暗証番号やオンラインバンキングのID・パスワードの確認及び入力を求めること。
- 現金やその他の支払いを要求すること。
上記のような内容を含むメールが投稿されており、これらの内容はお客様の情報確認やID・パスワードの入力を促すものであるため、このメールは詐欺である可能性が高いと判断されます。
その他のメールの不審点 メールの内容には他にも不審な点があります。以下に挙げます:
- 信用金庫の口座を持っていないユーザーにもメールが送られている事実。
- メール内のリンクが全国信用金庫協会とは無関係のウェブアドレス(例えばhjemy[.]com)を示している。
- ユーザーを急がせるような言葉遣いがあり、不安を煽ってリンクをクリックさせる試みがある。
これらの点は、一般的な大量配信型の詐欺メールの典型的な特徴です。
詐欺の疑いが高い全国信用金庫協会名義のメールに対する対処法
最近の調査により、件名が「お客様の口座が凍結されました」と「お客様情報等の確認について」のメールに詐欺の可能性があることが判明しました。
これらのメールには、リンクが含まれており、そのリンクをクリックすると偽のウェブサイトに誘導されます。このサイトでは、ID、パスワード、キャッシュカードの暗証番号を入力させることで、不正に個人情報を盗取する危険があります。
そのため、この種のメールを受け取った場合、リンクをクリックせずにメールを無視し、削除することをお勧めします。
まとめ
この記事では、全国信用金庫協会の名を騙った詐欺メールの特徴と、それに対する適切なユーザーの対応について解説しました。
読者の皆様の安全なインターネット利用に役立つことを願っています。